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喪中の初詣

最近はあまりありませんが
たまにお客様から
「今年身内の葬儀があったのですが、初詣は行かない方がいいのでしょうか?」と聞かれることがあります。

 

大抵私はこう答えます

「行っていただいて結構ですよ」

 

厳密に言うと仏式の場合

49日の忌明けが終わっていれば何の問題もありません

 

そもそもなんでそういう話しになるのかというと

神社、つまり神道では人の死は穢れととらえられており

人が亡くなり葬儀が終わって、仏式では49日、神式では50日が過ぎていない

遺族にはこの「穢れ」がついているから

聖なる神社の初詣には入ってこないでください。

とされています

 

しかし、特に福井では仏式の浄土真宗が多く

浄土真宗では人の死を穢れと考えていません

(清め塩の話しも今度します)

だから、49日が経っていなくても

初詣に行くことは問題ないのです

 

どちらかというと

仏式なのに神社へ初詣に行ったり

クリスマスを祝ったりする方が問題なのでは・・と

変わりモノの私は考えてしまいます

 

結局は気持ちの問題で

初詣も行きたいと思えば行ってもらえばいいですし

行かん方がいいかなと思えば控えていただければ

いいんじゃないかなと思います